停電対策と停電時にするべき事のまとめ(日記風)

停電と一口に言っても様々な停電があります。落雷や強風による一時的な停電。電力供給不足による計画停電。発電所の事故などによる大規模停電。
今回は地震などで電気の復旧の目処が立たない状況を想定して考えました。

というのも北海道胆振東部大震災の影響により我が家も40時間ほど停電になり、その体験から次に備えようという備忘録でもあります。

ぜひ一緒に考えてみてください。

情報を仕入れる

先ずは確実な情報を手に入れます、出処不明なSNSではなくラジオなどの公共放送が良いです。

停電は夜中3時過ぎに発生しました、朝起きたら電気が一切使えない状況ですね。

ブレーカーが落ちたのかインフラ的な問題なのか最初はわかりませんでした。

スマホを見るとLINEなどのSNSで安否確認が多数入っており「地震大丈夫だった?」「そっちは停電してる?」などの内容です。

ここで初めて地震が起きたことと原因の可能性が見えてきました。

普段ならテレビをつけニュースを見るのですが当然使えません。ネットも混雑で非常に繋がりにくい。
となると頼れるものはラジオになります。

普段ラジオは聞きませんが所有しているのは憶えてますので仕舞ったラジオを探しました。

見つけたは良いが電池がない。しかし手回し充電機能が付いていますので少し充電するだけでラジオが流れました。

そこで得た情報は北海道全域で停電が発生しているとのこと。

これは只事ではないと改めて知りました。

次に気になることは津波の影響や震源地、そしてこの停電がどれほど続くのかということ、ラジオが全て教えてくれました。
胆振地方で早朝3時ころ震度6の地震、津波の心配は無い、停電の復旧目処は立たず。といった具合です。

ここまでわかれば何をすべきか判断できますね。

浅はかな停電対策。

これまで長い時間停電を体験したことはありませんでした。なので初めは軽く考えていました。

過去に震度6程度の地震を二度体験しておりその時ですら一時的な停電(数時間程度)だった事から、本震はここから数百キロ離れた場所だしなんだかんだで遅くても今夜中には復旧するだろうと考えていたんですね。

幸運にも停電の対策をするには良い時間でした。これから1日が始まるので暗くなる前には準備を終わらせることができるからです。
まず職場への連絡、停電では仕事が何もできないので今日は休みにするとのこと。
理解ある役員と柔軟な方針の会社に感謝しつつ停電で困るであろうことをリストアップしました。

・照明
・冷蔵庫の食品
・スマホの充電
・電子タバコ(アイコス等)の充電

そんなに長引かないと思っていたのでこんなものくらいしか考えつきませんでした。

必要になる物をリストアップしました。

・電池式照明・ロウソク
・モバイルバッテリー
・クーラーボックス

全て揃っていましたがモバイルバッテリーだけが充電不足でした。
ここで若干焦りを感じつつも1回は満充電できそうなので良しとしました。

キャンプに使ったランタンの用意、クーラーボックスへ痛みやすい食品を移動。それからは少しラジオを聞いていました。

怒涛の情報ラッシュ

午後1時過ぎ頃からやたらと情報が流れてきました
・断水が始まる”らしい”
・連鎖的にここにも大地震が来る”らしい”
・電気の復旧には1週間かかる”らしい”
・お店が大混雑している、商品は飲料水を中心にほぼ売り切れている
・信号停止してる。事故多発してる”らしい”

と言った情報が飛び交いました
twitterやLINE、電話で教えてくれた方もいます。ありがたいことです。
ここで気づいてほしいのが最後に「らしい」が付いていること。
つまり単なる可能性や曖昧さがあり確実ではないということ。

しかし、こうしちゃいられない。
停電1週間は今の準備じゃ乗り越えられない!おまけに断水?やばい!
確証はない、しかしありえない話でもないので対策せずにはいられません。

連鎖地震はどうしようもないのでスルー。
信号停止は盲点でした。

大急ぎで水を溜めました、生活用水は浴槽、バケツ、飲料水として給水バッグ、水筒、ペットボトルへ。
これだけあれば2日は大丈夫。真夏ではないことが不幸中の幸いです、気温が高いと痛むのも早いですからね。

次は充電対策です。
連絡手段としてスマホが使えなくなる事だけは避けたい。

家の電気が止まってても充電するには車しかありません。
自動車のシガーソケットなどからコンセント使えるようにできるACインバータというものがあるので買いに行きました。
しかし、当然ながら売り切れ、考えることは皆同じなのです。
ホームセンターや電気屋さんも周りましたが店舗入口で電池や飲料水を販売しているだけでした。(ものすごい行列)

詰みました、、こうなればいかにスマホを節電するかという方向で頑張るしかありません。

電気を使わない料理できますか?

一度帰宅しご飯を作ります。ガスは使えるから痛みやすい肉を優先して調理します。
さて、ご飯を炊くか、、

炊飯器使えない!?そうだ、こんな時のためのレトルトごはん、、レンジ使えない!?
なんてこった、余裕こいてたけどご飯炊けない。

貴重な電力を使いネットでご飯の炊き方を調べました。
お鍋でご飯を炊く方法を調べなんとか炊き出しに成功!ここまででかなり疲れました。

しかし、ご飯は炊けるという事で妙な自信と安心感が生まれました。

夕食を作り終えた頃には外は薄暗く部屋もかなり暗くなりました。

テーブルにランタンをのせ食事。
暗いので食器洗いは翌朝へ。

長い夜の過ごし方

午後7時になり外は真っ暗です。街灯も当然つかないので本当に闇に包まれています。

そんな日は早々に寝てしまえば良いのですがそうはいきませんでした。

理由 子供が興奮している

我が家には小学生の娘がいます、いつもなら宿題をしテレビやゲームを楽しんでいる時間、しかし無音と闇に包まれている今日はやはり不安なのかよく喋ります。

ロウソクの揺らめく光を見て明日は電気使えるのかな?と不安気です。

気を紛らわせるため音楽を流しました。
スマホの電気は温存させたかったのでウォークマンにヘッドホンを繋ぎ音楽を流しました。意外なところでポータブルプレーヤーが役立ちました。

子供いわくラジオは自分が被災してる感じがして聞きたくないとの事。

確かに、心まで暗くなるのは良くないと思います。マイナス思考になるとろくな事がありません。

それならば!闇を逆手に楽しめることをしようと思いました。

まず子供を外へ連れて行きました。
空を見て?と言い、子供が空を見ると。

わぁ!凄い!と目を輝かせました。

普段は月と明るい星が少し見えるだけですがこの日は別。

まるで山の上に上がったかのように盛大な星空が映っていました。

キャンプで使う椅子とテーブル、少しのお菓子と飲み物を用意し静かに音楽を流すと天然のプラネタリウムです。

流れ星まで見ることができました、しかも2つも!
子供の機嫌もすっかり回復し貴重で楽しい夜を過ごすことができました。

私も日頃の疲れとストレスが癒やされたような気がします。

その後あっけなく子供は就寝。

私は蚊に刺されました、、ツライ、、

痒いのを我慢して就寝しました。

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